技術士試験の問題になぜ記述式があるのでしょう?
解答が1つでない抽象問題にて日々の組織活動やプロジェクトの中での実践度を確認するためです。真の総合技術監理能力の養成のために要求されている2つの事項のうちの1つです。なお、もう1つは、択一式で確認します。
技術士試験の過去問を制する者は受験を制す
「技術士試験の過去問(二次試験:総合技術監理部門)」から以下の情報を得て自分に合った対策を立てましょう。
1.出題の形式(過去・現在・将来の課題、対策、リスク)
2.問題の難易度(文章が難解、問題は同じ)
3.頻出の分野(事業継続、リスクマネジメント)
4.自分の得手不得手
5.解答の時間(目標:20分以内に1枚600字を手書き)
平成21年度から出題の形式、難易度は同じです
理由は、平成13年度から基準とした「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)」(通称:青本)と令和元年度から基準とした『キーワード集』において、総合技術監理に要求される機能が同じであるためです。具体的には、「総合技術監理が必要とされる背景」、「総合技術監理の技術体系と範囲」、「総合技術監理における総合管理技術」、「総合技術監理に必要とされる倫理観」及び「総合技術監理に要求される技術力向上」の趣旨が同じです。
総合技術監理に要求される機能が同じということは、総合技術監理を行う技術者に要求される技術的知識や能力が同じであるため、記述式で確認する事項も同じでなければなりません。
令和4年度の技術士受験対策
まずは、「技術士試験の過去問(二次試験:総合技術監理部門)」のうち、平成29年度、平成30年度、令和元年度、令和2年度、令和3年度の5年分を確実に制しましょう。理由は、技術や社会の進展に対応した出題の形式であるためです。記述式では、過去問の解答が無数にあります。なぜその解答になるのか、なぜその解答では良くないのか、貴方が信頼する技術士(総合技術監理部門)に添削してもらいましょう。
平成29年度、平成30年度、令和元年度、令和2年度、令和3年度の5年分の技術士試験の過去問を確実に制したら、平成29年度以前の過去問を2~3年分解答してみましょう。理由は、出題の形式、問題の難易度、頻出の分野が同じであることを感じるためです。
平成29年度以前の技術士試験の過去問のうち、平成21年度~平成24年度は、10年以上が経過しており、内容が陳腐化しています。時間に余裕があったら、解答してみるという考え方で問題ありません。
【↓添削をご希望の方↓】