技術士 総合技術監理部門 択一式過去問題(解答)

技術士試験の問題になぜ択一式があるのでしょう?

解答が1つである具象問題にて正しい知識の習得度を確認するためです。真の総合技術監理能力の養成のために要求されている2つの事項のうちの1つです。なお、もう1つは、記述式で確認します。

技術士試験の過去問を制する者は受験を制す

「技術士試験の過去問(二次試験:総合技術監理部門)」から以下の情報を得て自分に合った対策を立てましょう。

1.出題の形式(最も適切なもの、最も不適切なもの、計算)

2.問題の難易度

3.頻出の分野

4.自分の得手不得手

5.解答の時間(目標:3分以内で1問を解答)

平成29年度から出題の形式、難易度が違います

理由は、平成29年1月23日をもって、基準である『技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)』(通称:青本)の頒布が終了したためです。

頒布が終了したのは、青本が作成されてから10年以上が経過して内容が陳腐化し、技術の進展に対応していなかったためです。

詳細は、公益社団法人日本技術士会のホームページ「技術士制度における総合技術監理部門の技術体系(第2版)」頒布の終了をご覧ください。

平成29年度以前の「技術士試験の過去問(二次試験:総合技術監理部門)」は、青本を読んで理解していれば、確実に「合否決定基準:60%以上の得点」ができる出題の形式、難易度です。頻出の分野、自分の得手不得手に応じて、何度か繰り返せば良い結果が得られました。

しかし、平成29年度の「技術士試験の過去問(二次試験:総合技術監理部門)」からは、違います。技術や社会の進展に対応した出題の形式に変わりました。これにより明らかに難易度が上昇し、頻出の分野も変化しています。厳密に考えると、平成29年度と平成30年度は、基準がなかった状態です。令和元年度からは、総合技術監理の概念と範囲を例示した『キーワード集』が編集され、青本に替わる基準ができました。令和元年度、令和2年度、令和3年度は、『キーワード集』という基準に基づく出題です。

令和4年度の技術士受験対策

まずは、「技術士試験の過去問(二次試験:総合技術監理部門)」のうち、平成29年度平成30年度令和元年度令和2年度令和3年度の5年分を確実に制しましょう。理由は、技術や社会の進展に対応した出題の形式であるためです。択一式では、過去問題の正答がなぜその番号になるのか、暗記ではなく理解しましょう。

平成29年度平成30年度令和元年度令和2年度令和3年度の5年分の技術士試験の過去問を確実に制したら、平成29年度以前の過去問を2~3年分解答してみましょう。理由は、出題の形式、問題の難易度、頻出の分野といった変化を感じるためです。

平成29年度以前の技術士試験の過去問のうち、平成21年度~平成24年度は、10年以上が経過しており、内容が陳腐化しています。時間に余裕があったら、解答してみるという考え方で問題ありません。

【↓なかなか時間がとれない方↓】