技術士 総合技術監理部門 口頭試験対策

口頭試験での評価

口頭試験では、試験官は「受験者が明日から技術士として1人立ちできるか?」を確認しています。

回答の内容ではなく、回答の仕方を見ています。

技術士は、端的に言うと「コンサルタント業を行う者」です。

質問に対して論理的に分かりやすく応えましょう。

技術士法の解釈

第1条(目的)は、技術士制度の目指すことを示しています。

口頭試験では、「受験の動機は?」、「合格後の抱負は?」、「技術士制度の目的や意義は?」等の質問がなされます。

第一条 この法律は、技術士等の資格を定め、その業務の適正を図り、もつて科学技術の向上国民経済の発展に資することを目的とする。

引用:『技術士法e-GOV

第2条(定義)第1項は、高等の専門的応用能力、指導とは何かを示しています。

①「高等の専門的応用能力」:計画、研究、設計、分析、試験、評価
②「指導」:「高等の専門的応用能力」に関する指導
③「者」: 個人(組織、地位、職責等ではありません)

口頭試験では、「高等の専門応用能力の6つは?」等の質問がなされます。

また、口頭試験では、試験官に「個人として何をやったか」を応えましょう。組織、地位、職責でやったことではありません。

第二条 この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画研究設計分析試験評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行うをいう。

 この法律において「技術士補」とは、技術士となるのに必要な技能を修習するため、第三十二条第二項の登録を受け、技術士補の名称を用いて、前項に規定する業務について技術士を補助する者をいう。

引用:『技術士法e-GOV